2017.11.30 Thursday
つくばマラソン レポ【その2】
金コーチのサブ4トレーニングで臨んだつくばマラソンのレポの後半です。
(今回も長いです)
■スタート〜5km
ウェーブスタートのおかげで混雑なし
号砲とともに最前列からスタート!
たいていのマラソン大会の最初の数キロは混雑していて思ったペースで走れないものですが、今回はまさかの最前列からのスタートなので混雑ゼロ。
目の前に誰もいません!
貸切のコースを集団で走ります。最高の気分♪
サブ4の設定ペースは1キロ5'40"です。
最初の1〜3キロまでは抑えて1キロ6'00"ぐらいのゆっくりペースから入って徐々に設定ペースまで上げる計画でした。
腕のGPSを見るとキロ5'30" ちょっと早すぎるので意図的にスピードを落とす。
スピードを調整して巡航ペースで走りますが後ろから大勢のランナーに抜かれます。焦らずここはマイペースで。
■5km〜10km
前半は抑えて
ウェーブスタートの効果もあって混雑もなく快適♪
最初は誰でも元気だしレースの高揚感もあるのでペースが上がりがち。「抑えて抑えて・・・」自分自身に言い聞かせるようにして走ります。
相変わらず多くのランナーに抜かれます。そもそもG・Hブロックは申請タイムが4時間半前後のランナーが割り振られているので、明らかに皆さんオーバーペースなはず。
前半に抜かされるランナーのほとんどは後半に抜き返すことができる。そう信じてマイペースで進みました。
沿道の車のディーラーの大きなガラスに映る自分のランニングフォームをチェック・・・少し猫背に見えたので矯正。
4km地点の最初の給水所はパス、9km地点の2番目の給水所でアミノバリューの紙コップを取る。
前半は飛ばしすぎない。上手く表現できませんが・・・この区間は「走りながら後半に向けて力をためていくイメージ」で抑えながら走りました。
■10km〜20km
ハーフ通過まで
今回はジェルを多めに持参して計画的に補給しました。
ジェルはメダリストのりんご&あちみつ味と同じくメダリストのぶどう&はちみつ味、それとグレープフルーツ&はちみつ味、
それとカフェイン入りのメイタンを1つと粉末タイプのアミノバイタルを2袋
メダリストは10km、20km、30kmで飲みメイタンは終盤に飲む計画です。(カフェインの効果に期待)
さて、メダリストはりんご→ぶどう→グレープフルーツがいいかな、いや ぶどう→りんご→グレープフルーツがいいかな
走ってると他に考えることがないのでそんなことを考えていました(笑)
10km通過でウエストバックから取り出したのはりんご&はちみつ味のメダリスト(結局りんご→ぶどう→グレープフルーツでした 笑)15kmのエイドで粉末タイプのアミノバイタルを水で流し込みました。
エイドのテーブルに雑穀パンらしきものが見えましたが、まだ朝のお餅がお腹に残ってる感じで満腹でしたのでスルー。
いつもは15kmも走ると身体が温まってきて自然とペースが上がるものですが、今日はやはり風邪気味のせいかスピードが上がりません。無理せずキロ5'45" ぐらいのペースで刻みます。
■20km〜30km
ハーフ地点は1時間58分ぐらいで通過する予定でしたがハーフの通過は2時間3分でした。
後半盛り返したとしてもサブ4は厳しい状況・・・かといってこれ以上突っ込むと絶対に後半30kmで失速しそうだし無理はできません。
21kmのエイドで2個目のメダリストを摂取、エイドにあった冷凍ブルーベルーを頂きました。
半解凍のブルーベリーが20粒ぐらい小さな透明プラスティックケースに入れて配られています。
冷たくてめちゃ美味しかった♪ つくばマラソン最高!
25kmあたりでウェーブスタートで10分先にスタートしたFブロックのゼッケンをつけたランナーの集団に追いつきます。
コースが狭くなって片側車線になり緩やかな登り坂が続く区間だったのでランナーが密集して走りにくかった。
少し調子が出てきたのでペースアップしてジグザグにならない程度にFブロックのランナーを追い越していきます。
26kmのエイドで2つ目のアミノバイタルを水で流し込む。
ここのエイドでは塩漬けのキュウリが配られていたので1本頂きました^^ これも美味しかった!
研究学園の駅が近くなり応援が多くテンションが上がります。
ペットショップの前でトリマーのお姉さんが抱く猫ちゃんの肉球タッチで元気をもらいました(笑)
■30km〜35km
失速!
32km付近にロッキーおじさん、今年も会えました!
映画「ロッキー」のあの有名なテーマをラジカセで大音量で流して応援してくれています。
傍らには「ロッキーになれ」の看板。
コブシをぐっとやると手を振って応えてくれました。ありがとう、ロッキーおじさん
33kmすぎで体調に異変・・・スピードが落ちて時々キロ6分台を見るようになってきました
ふくらはぎの筋肉につる前触れ。たまらずポケットのケースから梅干しを1個つまみ出して口に放り込みます。
33km〜35kmまでは完全に失速、やばい!このままズルズル後退して終わるのか?!
今まで抜いてきたランナーに再び抜き返されてるような状況。
歩いているランナーもいますが見ると歩きたくなっちゃうので見ないようにして進みます。
34kmにつくば名物のおしるこエイド
こちらのエイドでメイタンを投入します。(甘いので水がないと飲めません)頼む、カフェイン効いてくれー!
せっかくなんでおしるこも一口だけ頂きました。ごちそーさま!
■35km〜40km
復活!
国道なのでコース幅は広くランナーもばらけて走りやすい区間。
遠くに青空をバックに筑波山が浮かび上がってつくばマラソンらしい景色です。
36kmあたりで陸橋を登りますがここが辛いんです。昨年はこの陸橋の坂で歩いちゃったんですよね、走って登れないのは悔しいんですが身体がまったく動かなかった。今年はトレーニングしてきましたので陸橋をしっかり走って登れました。
金コーチの坂ダッシュの成果でしょうか
37kmの看板を過ぎて残りは5km、カフェインが効いたのかペースが戻ってきました。
ここで完全に復活!前を走るランナー達が次々と波のように近づいてきて後ろに消えていきます。
距離表示の看板が次から次に現れる。心拍も限界で苦しいのに脚だけは動く! なんだこれ、最高!苦しいけどめちゃ楽しい
この「残り5kmで終わる」という心理状況が身体を復活させたのか、それとも金コーチのトレーニングの成果なのは分かりませんが38kmあたりの一番苦しいはずの区間で最速ラップが出てました。
■40km〜42.195km
ついにゴール!
そんなこんなで残りも1km。筑波大学の構内に戻ってきました。
腕のGPSを見ると間もなく4時間になるところでした。サブ4できなかった・・・どうする?緩めるか・・・?
いや、緩めずに最後まで走り切ろう!次につながる走りで終わろう!そう自分に言い聞かせ最後の力を振り絞ります。
紅葉したイチョウ並木の向こうにゴールの黄色いゲートが見える。
沿道では既にゴールして着替え終わった早いランナーたちが応援してくれています。
あと50m
苦しい!
早く終われ!
あと20m
お願い・・・早く終わって
今までのことがまるで走馬灯のように思い返されました。
雨の日も風の日も練習したこと。Hiroくんを寝かしつけてから夜練をしようと思って一緒に寝落ちしちゃった日もあった。
18年も連れ添ってきたプリン(猫)が星になった日
お葬式の後も夜中に練習してた。
そして家族の入院... 大変だった。色んな出来事が頭の中をグルグルめぐってる。。
3m
1m
ゴール!!
両手を広げてゴールラインを越えてGPSのボタンを押して計測を止めた。
呼吸を整え振り返ってコースに一礼
沿道で応援してくれた皆さん、運営に携わってくれた係りの皆さんとボランティアの皆さん、そして自分を受け止めてくれたコースに感謝。ありがとう!
ゴールしたら倒れちゃうんじゃないかっていうぐらい全力で走ってましたが、しっかりその場に立ってました。
終わった・・・出し切った! 熱いものがこみ上げてきました。
参加賞のポカリを受け取り係り員さんに促されクールダウンゾーンを歩いて進みます。
完走証に印字されたタイムは4:05'32"
そっか・・・5分半か、次があるさ
目指していたサブ4には届きませんでしたが、今日の風邪気味の体調から考えると自分的には奇跡のタイムです。
帰りに運転しながら計算しましたが、33km付近の失速がなかったとしても、せいぜいあと2分程度しか詰められなかったのでやはりサブ4できない。実力不足でしたね。
メイン会場に戻って荷物を受け取り、更衣室で汗を拭いて着替えてからトボトボと歩いて駐車場に戻ります。
芝の上でシートを広げて青空宴会を始めてるグループもいます。
楽しそうだな〜 一人で参加すると少し寂しいですね
帰りは高速が少し渋滞していましたが5時すぎに帰宅できました。
夜はボジョレーで乾杯して早めに寝ました。(3週間ぶりのアルコールで撃沈)
ゴール後の一コマ
どのランナーも疲れてはいるが笑顔だった。
年を取れば体力も減少して身体も動かなくなるものですが、マラソンに関していえば練習次第で若い時の自分よりも速く走ることができる。年をとっても速くなれるマラソンってやっぱり魅力的なスポーツだと思います☆
次に走るレースでは絶対にサブ4! ・・と今から意気込んでおります^^;;
(次のレース決めてないけど)
おしまい
TBSストアのお土産
「陸王」グミ
10個中3個はソール味(ゴム味)
ゴム味チョーまずい。
まるでロシアンルーレットだよ(笑)
応援お願いします^^)/